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【台風10号禍義援】昨夏の大雨で被災した寺に義援金贈呈…募金・支援活動には地元中高生が尽力(静岡市)

2025年1月29日 17:04
【台風10号禍義援】昨夏の大雨で被災した寺に義援金贈呈…募金・支援活動には地元中高生が尽力(静岡市)

2024年8月、台風10号による大雨被害を受けた静岡市清水区の寺に、29日、全国から集まった義援金が贈られました。寺を助けようと立ち上がったのは地元の中高生でした。

29日、静岡市清水区の「鉄舟禅寺」では。

(東海大静岡翔洋・生徒会の高校生)
「一日でも早くもとの姿になることを祈っています」

東海大静岡翔洋・生徒会の高校生4人が、住職に義援金219万円余りを贈りました。

「鉄舟禅寺」は2024年8月、台風10号による大雨で裏山が崩れ、51基の墓が土砂に飲み込まれました。被害を知って立ち上がった、地元・東海大静岡翔洋の生徒たち。寺は、東海大学の前身である航空科学専門学校が開校した当初、一部を学生寮として提供した縁で、80年以上交流が続いています。生徒は2024年9月から校内で募金活動を行ったほか、県外の系列校にも呼びかけ、支援の輪は全国に広がっていきました。

大雨被害から5か月。土砂に埋もれた墓は全て取り出し無事でしたが、被害に遭った墓地は、今も立ち入れない状態です。こうした中、ひとつの縁をきっかけに生まれた全国からの支援に住職は。

(鉄舟禅寺 世永 天山 住職)
「本当にありがたいことでありますので、なにかの形で、お寺からも恩返しができたら」「みなさんが一生懸命に集めていただいた義援金なので、一円たりとも無駄にせずに、どういう形が一番いいのか、ちゃんと、お寺としても検討しながら作業していきたい」

寺は、この義援金を、法面の補強工事などに充てる予定だということです。

最終更新日:2025年1月29日 17:04
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