【不安】小学校敷地に“猫の頭部”人為性不明も地元緊迫…警察は動物愛護法違反など視野に捜査と警戒(静岡・袋井市)
昼過ぎ、袋井市内の小学校から1本の電話が…。
(小学校からの電話)
『胴体のない猫を発見した』
警察によりますと、4日、午後1時ごろ、袋井市立笠原小学校のグラウンドの片隅で、児童が猫の頭部を発見しました。猫の頭部の大きさは8センチほどで腐敗が進んでいたということです。現場はJR愛野駅から直線で南に6キロほど離れた場所にある小学校。
(辻本 真生 記者)
「猫の頭部は、グラウンドの奥の方で見つかったと言うことです」「周辺は緑で囲まれていますが、現場付近には人が通れそうな場所があります」
なぜ、ここに猫の死がいが置かれていたのか、近隣住民からは不安の声も。
(近隣住民)
「びっくりしました」「人間がしたということだったらすごく怖い、犯罪につながったことが前にもあった、神戸の事件」
(近隣住民)
「誰が見つけた?と聞いたら(子どもが)5年生の子が見つけたと言った」「小さい子猫と言っていたらしい」「きょうは子供の送りについていった」「不安ですね、子供が不安」「ここら辺でないようなことが起きたからびっくりしている」
警察によりますと、現時点で猫の頭部が人為的に切断されたものなのかわかっていないということです。しかし、実際に、猫の頭部を見たという目撃者は…。
(目撃者)
『動物などにかまれた感じというよりは、何かで切られたのではないか』
目撃者によりますと猫の毛色は薄茶色で、ほかに目立った傷はなかったということです。また、警察によりますと、猫の頭部が発見された場所から50~60メートルほど離れた小学校の敷地外の場所で、前足の一部が欠けた胴体も発見されました。
けさ。児童の登校風景にも緊張感が…。
(辻本 真生 記者)
「事件を受けて、警察は、子どもたちの通学を見守っています」
警察は、当面の間、児童らの登下校をパトロールするということです。警察は、現場の状況から、誰かが猫の首を切断しグラウンドに置いた可能性もあるとみて、動物愛護法違反などを視野に捜査を進めるとともに、他の凶悪事件の引き金とならないよう警戒を強めています。