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【リニア】国モニタリング会議開催…山梨側ボーリング調査が静岡県境316メートルまで達したと新たに報告

2024年8月22日 17:52
【リニア】国モニタリング会議開催…山梨側ボーリング調査が静岡県境316メートルまで達したと新たに報告

リニア中央新幹線を巡り、JR東海の環境保全対策を確認する国のモニタリング会議が開かれ、山梨側のボーリング調査が県境316メートルまで進んだことが新たに報告されました。

4回目の開催となった国のモニタリング会議では、山梨側から進められているボーリング調査に関して、JR東海が進捗を報告しました。調査は5月31日の時点で、県境から339メートルの地点まで進んでいて、その後ケーシング作業などで掘削が止まっていましたが、今週再開され、21日の時点で316メートルの地点まで掘り進んだということです。この間、湧き水の量などに大きな変化はないということです。

静岡・鈴木知事は県境300メートル以内の掘削に関しては合意していますが、県内の掘削については今後、大井川利水関係協議会の了解を得る方針を示しています。

(静岡県南アルプス担当部長 渡邉 光喜さん)
「県境に達するまでに、大井川利水関係協議会の了解が得られるかどうかということを詰めていきたいと思います」

また、会議では、県がJR東海との対話が必要としている28項目のうち、生物多様性に関する2つの項目に合意したことや、ほかの項目の検討状況が報告されました。委員からは、「すべて解決しないと着工ができないのか」との質問が上がり、オブザーバーとして参加している県が、「基本的にはその姿勢だ」と答える一幕もありました。

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