2023年9月、静岡市葵区で、元交際相手に暴行を加えた上、その母親の腹部を包丁で刺し殺人未遂などの罪に問われた男に、静岡地裁は、28日、懲役7年の実刑判決を言い渡しました。

殺人未遂などの罪に問われているのは、住居不定･無職で28歳の男の被告です。被告の男は、2023年9月、静岡市葵区瀬名川で、以前交際していた女性に暴行を加えたほか、住宅に侵入し、女性の母親の腹部を包丁で刺したとされています。

28日の判決公判で、静岡地裁の國井恒志裁判長は、「身勝手かつ短絡的な犯行で厳しく非難される」とし、「殺意は突発的で強固ではないものの5分遅れていたら救命が困難であった可能性がある」と指摘。また「真しな反省があるとはいえない」と述べ、山中被告に懲役7年の実刑判決を言い渡しました。