6000万円の詐欺被害 言われるがままネットバンキングで…“投資詐欺に加担”と警察官などをかたる男に疑われた60代女性が振り込む(静岡・浜松市)
浜松市西区の女性が、通信会社や警察官をかたる人物などからの電話で、投資詐欺に加担したかのように疑われ、約2か月間に約6000万円をだまし取られました。警察が、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと9月15日午前10時ごろ、浜松市西区の60代の無職の女性宅に通信会社を名乗る人物から「投資詐欺に使われたスマートフォンの購入にあなたの名前や電話番号が使われている」と電話がありました。女性宅には、その後も警察官や検察官を名乗る男から電話があり、女性は「あなたのお金を調査する」などと言われたということです。女性は、これらの話を信じて、男から指示された口座にネットバンキングで複数回にわたって計約6000万円を振り込み、だまし取られたということです。女性はこうした手口の詐欺事件に関するインターネット上の記事を見て、自分も詐欺の被害にあっているかもしれないと不安になり、最初の電話から約2か月たった11月12日になって警察署に相談に訪れ、事件が発覚したということです。警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「投資詐欺にあなたの名前や電話番号が使われた」「ネットバンキングで振り込んで」という話は詐欺を疑い、振り込む前に家族や警察に相談するよう呼び掛けています。