【事務放置】市役所新館3階食堂事業者との契約手続き未了のまま運営…改めて契約し初年賃借料支払い確認(静岡市)

静岡市が市役所新館3階で民間事業者に貸し付け運営されている食堂について、2024年4月から公募で選定された事業者との契約手続きが行われず運営され、初年分の賃借料も請求されていたなかったことが市の調べで判明しました。
賃貸借契約の未締結と、賃借料の未請求が判明したのは、静岡市役所新館に2019年度から設置されている食堂「茶木魚(ちゃきっと)」です。静岡市の発表によりますと、2024年4月から、公募により新たな民間運営事業者が選定され運営されていましたが、担当職員が契約手続きを放置したため、5年間で546万円の賃借料を定めた賃貸借契約が締結されず、初年の賃借料109万2000円の請求も行われていなかったということです。このため、市では、改めて必要な賃貸借契約を運営業者と締結し、初年分の賃借料の支払いを確認したということです。
これを受け、市では、原因として、担当職員の業務多忙を理由とした事務の放置と、組織としての業務の進ちょく管理の不備を認めたうえで、執行管理表の作成も規定した業務マニュアルの作成と共有など、業務の組織的な進ちょく管理を徹底するといった再発防止策を発表しています。