マイナ保険証の利用本格化 新規発行停止も今までの保険証使える?
健康保険証の新規発行が2日停止されるとともに、マイナンバーカードと健康保険証が一体となるマイナ保険証の利用が本格化されました。
(佐野巧記者)
「きょうから新規発行が停止する健康保険証 静岡市役所ではマイナ保険証を促進しようと支援窓口が設置されています」
健康保険証の新規発行が停止となりマイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」への移行が本格的に始まった2日も市役所にはマイナンバーカードの申請や受け取りマイナ保険証への登録を行う人の姿がみられました。
マイナ保険証の登録をした人は・・・・
(マイナ保険証を登録した人)
「子どもの分も保険証と全部一緒に一枚できるのはいいなと思う」
マイナ保険証とは医療機関を受診する際、患者本人が同意すれば、医師や薬剤師は、患者の病歴や処方された薬など過去の医療情報を見ることができ、適切な診断や薬の処方に役立つ便利なシステムです。
一方、従来の健康保険証がすぐに使えなくなるわけではありません。
健康保険証に有効期限が記載されているものはその有効期限まで、記載されていないものは、2025年12月1日までこれまで通り使用することができます。
今後、マイナ保険証に必ず移行しなければいけないのか市の担当者は・・・
(静岡市 保険年金管理課 豊島 政憲 主幹)
「マイナ保険証に必ず移行しなければいけないわけではない 使うことによってより良い医療が受けられる マイナ保険証をお持ちでない方は資格確認書が有効期限が切れる前に送られるので安心して使用していただきたい」
マイナンバーカードを持っていない人やマイナ保険証の登録をしていない人には順次「資格確認書」が届くためそれを医療機関に持参すれば今まで通り受診できるといいます。
患者にとっても医療機関にとってもメリットのある「マイナ保険証」
こちらの薬局ではマイナ保険証の効果を実感しているそうで・・
(あおば薬局 呉服町店 管理薬剤師 立原いずみさん)
「リアルタイムで今現在飲んでる薬が分かるというのはやはりおくすり手帳おくすり手帳を忘れた場合に今どんな薬を使っているのか知ることができた/一緒に飲んではいけない薬もあるのでチェックすることができ 患者の方に安心して薬を飲んでいただける」
自治体はマイナンバーカードで不明な点がある場合はマイナンバー総合フリーダイヤルや自治体に問い合わせてほしいと呼びかけています。
マイナ保険証への一本化に伴い、従来の健康保険証は、2日から新規発行が停止されますが、現在お使いの健康保険証は有効期限が切れるまで使用できます。
中には、有効期限が記載されていない健康保険証もありますがその方は、来年12月1日まで利用できます。
(スタジオ解説)
今後、必ずマイナ保険証を登録しなければいけないというわけではありません。
マイナカードをまだ持っていない人や保険証登録をしていない人には、保険証の有効期限が切れる前に順次「資格確認書」が届くので、それが今までの保険証の代わりになります。
マイナ保険証のメリットですが、本人が同意すれば、医師はその患者の病歴や処方された薬など過去の医療情報を見ることができ医療情報をスムーズに共有できることがあげられます。
また、マイナンバーカードだけで様々な管理ができるほか、診察にも役立てられるということです。
最後にマイナ保険証の登録方法ですが、パソコンやスマートフォンでマイナポータルから申請する方法のほかに、医療機関や薬局、セブン銀行のATMからも登録ができるということです。