【リニア・水問題】解決策として期待される「田代ダム案」JR東海が東電側と基本合意したと発表
JR東海の丹羽社長は、リニア新幹線の工事で、静岡県外に流出した水を大井川に戻す策である「田代ダム案」について、東京電力と基本合意に達したと発表しました。
リニア新幹線の工事により大井川の水量減少が懸念されている問題で、JR東海が解決策として示した「田代ダム案」については、10月にダムを管理する東京電力との協議がまとまったとして、具体的な実施案を発表していて、11月、県もその実施案を了承していました。
21日午後の会見でJR東海の丹羽社長は、田代ダム案について、東京電力側と基本合意に達したと発表しました。基本合意したことついて、丹羽社長は「大井川流域の方々の心配解消に向けて大きな前進になる」と話しました。
また、丹羽社長は、田代ダム案の実施前に、具体的な方法などについて県の専門部会に説明する方針を示しました。