【女性問題】宮沢博行議員 衆議院本会議で辞職許可 “雲隠れ”に地元は困惑 「しゃべるな」暴露の潔さはどこへ(静岡)
女性問題を理由に議員辞職願を提出していた宮沢博行衆院議員。4月25日、衆議院本会議で辞職が許可されました。一方、辞職を表明してから“雲隠れ”を続ける宮沢議員に対し、地元の支援者からは困惑が広がっています。
(比例東海 静岡3区・宮沢博行衆院議員)
「許されることではないと思いながらも、やってしまったことでありました」
比例東海ブロック選出で静岡3区の宮沢博行衆院議員は、25日発売の週刊文春に、妻ではない20代女性との同棲や出会い系サイトを使った買春疑惑などが報じられました。23日、自らの不祥事を理由に突然、議員辞職願を提出した宮沢議員。宮沢議員は、裏金問題でもキックバックの不記載があったと指摘されていましたが…。
(比例東海・静岡3区 宮沢博行衆院議員)
「はっきりさせておかなければいけないのは、不記載資金で不祥事を起こしたということではありません。私の不祥事は私の不祥事なんです。皆さん方に深く感謝を申し上げ、この議事堂を去りたいと思います。本当にお世話になりました」
この問題を巡り、24日の参議院予算委員会では、野党が厳しく追及。
(立憲民主党 蓮舫参院議員)
「厳格な処分をして説明させて、そのうえで辞職を促すのが自民党総裁としての役割じゃないですか」
(岸田首相)
「本人の判断でありますが、政治家として説明責任を果たしていくことは重要であると認識しています」
そして、25日 衆議院本会議では…
(衆議院議長)
「宮沢博行議員の辞職を許可するのに、ご異議ありませんか?」
「異議なし!」
辞職が許可されました。一方、宮沢氏は…
(西尾 拓哉 記者)
「宮沢議員の事務所には多くの支援者が出入りしています。しかし、地元の秘書によりますと、宮沢議員の居場所は今も掴めていないということです」
突然の辞職表明から2日。“雲隠れ”を続けていて週刊誌の内容について説明していません。この現状に地元の支援者からは困惑と怒りの声が上がっています。
23日、宮沢氏から直接連絡があったという袋井市の支援者は。
(自民党袋井市浅羽支部 佐野 武次 支部長)
「私の携帯に直接電話があった。週刊文春に取り上げられた女性問題で責任を感じて辞職させていただくと。正直びっくりしました。驚きました。と同時に、そういう問題があったのかということで裏切られた気持ちになりました」
こちらは、かつて宮沢議員の選対本部長を務めていた安間英雄さん。
宮沢氏の女性問題に関するうわさを耳にしたことがあると話します。
(宮沢氏の選対本部長を務めた 安間 英雄さん)
「2年ぐらい前に少しそういう話は聞きましたね。水面下でね。週刊誌に書かれるみたいな、そんなことがあるみたいだけどということでした」
(記者)
Q.「女性問題で?」
(宮沢氏の選対本部長を務めた 安間 英雄さん)
「はい」
初当選の頃から宮沢氏を支えてきた安間さんですが…
(宮沢氏の選対本部長を務めた 安間 英雄さん)
「牧野京夫議員の右側にスペースあるでしょ。あそこに張ってありました.
応援して育ててきたつもりが裏切られたような感じもするし、応援してもらってきた人にも申し訳ないので、とりました」
ポスターはすでにはがしたといいます。もし宮沢氏が次の衆院選に出馬したら応援するかをたずねると…
(宮沢氏の選対本部長を務めた 安間 英雄さん)
「もう無理でしょ。無理ですよ。こういうことになるとね。無理なのをやったところで理解してもらえないだろうし、応援もしてくれないでしょうから、皆さんに応援してもらってやってきているのに、こういう格好ですから、俗な言葉で『ばかやろう』になっちゃうよね」
果たして、宮沢氏はいつ説明責任を果たすのでしょうか。