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年初の“被災地支援会議”欠席問題…自民会派が知事の対応厳しく追及「責任感が欠けている」(静岡県議会)

2024年2月27日 16:55
年初の“被災地支援会議”欠席問題…自民会派が知事の対応厳しく追及「責任感が欠けている」(静岡県議会)

川勝知事が能登半島地震の支援について話し合う会議に出席せず「賀詞交歓会」に参加していた問題について、27日、静岡県議会の自民党会派は「責任感が欠けている」と厳しく指摘しました。

(自民改革会議 河原崎 聖 県議)
「会議を欠席して参加したのが、民間放送の主催する新年会であったことは理解に苦しむ。感覚の欠如、現実の危機に直面した場合の責任者としての資質を著しく欠くという印象を多くの県民に与えた」

27日に行われた県議会の代表質問。自民党会派は、知事の政治姿勢について「理解に苦しむ」などと厳しく追及しました。

この問題は、1月4日、川勝知事が能登半島地震の支援について話し合う中部・北陸9県と名古屋市との オンラインでの連絡会議に出席せず、地元メディアが主催する「賀詞交歓会」に参加していたものです。県からは知事の代理として危機管理監が参加しましたが、自治体の首長が出席していなかったのは静岡県だけでした。

知事のこの対応をめぐり、県議会の自民・公明の両会派は「危機管理を預かるトップの判断として、極めて不適切」などと抗議する申し入れ書を提出。しかし、川勝知事は「自身は欠席しても問題なかった」と反論していました。

(静岡県 川勝知事)
「会議で話す内容については事前に被災地の馳知事に電話で伝えていて、本県の危機管理体制はしっかりとできているが、最高のトップは危機管理監です。危機管理監が代理出席した。代理出席も可能ということだったので支援に一切支障がなかったと考えている」

27日の県議会で自民党会派は、川勝知事のこれまでの対応について「責任感が欠けている」と批判。知事が「会議を欠席したことは問題なかった」との見解を示したことについて、あらためて説明を求めました。

(自民改革会議 河原崎 聖 県議)
「県民を代表して静岡県の姿勢を伝えることができるのは行政の職員ではなく、県民による選挙を通して選ばれた知事でなければならないことは自明。会議が開催されていたのは人命救助を行う上で、一つの目安となる地震発生から72時間のタイミングとほぼ重なる時間帯。1月11日に自民改革会議と公明党県議団から抗議の申し入れを行ったが、これに対し知事は『問題ない』との見解であると聞いている。なぜ『問題がない』と言えるのか、知事の所見をうかがう」

(静岡県 川勝知事)
「連絡会議の趣旨は、地震の被害状況の確認、各県の対応に関する情報共有であると幹事県から連絡がきて、代理出席も認められていた。連絡会議は危機管理の事務方トップで被災地支援の実務を統括している危機管理監に対応を任せ、私は公務として各界に被災地支援を求めるために予定にあった新年の集いに出席した。私としては会議で話すことは事前に馳知事に伝えていた。代理出席であっても、支障は全くなかったと考えている」

能登半島地震の支援について話し合う会議を欠席したことについて、あらためて「全く問題はなかった」と説明した川勝知事。

28日は、公明党会派が知事の「危機管理能力」について追及する方針です。

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