貝殻島灯台の明かり消える 海保が確認 船舶などに注意呼びかけ 去年は国旗掲揚も 北方領土
北海道根室沖の北方領土・貝殻島灯台の明かりが17日夜、消えているのが確認されました。
根室海上保安部は付近を航行する船に注意を呼びかけています。
灯台の明かりが消えていたのは、根室市・納沙布岬沖3.7キロの北方領土・貝殻島です。
17日午後8時ごろ、パトロールしていた巡視船が見つけました。
海保によりますと、今月13日を最後に濃い霧のため点灯を確認できていませんでした。
占拠しているロシア側は、去年8月に貝殻島灯台を9年ぶりに点灯させたりロシアの国旗を掲げたりするなど、実効支配を誇示するような行動をしていました。
明かりが消えた原因はわかっていませんが、周辺では先週からコンブ漁が始まっていて、海保は付近を航行する船に注意を呼びかけています。