「気軽に食べられる」北海道でも養殖が進む 「今年の一皿」に“うなぎ” 外国人客にも人気
2024年はどんなグルメが選ばれたのでしょうか。
1年の流行や世相を反映した料理「今年の一皿」が発表されました。
選ばれたのは北海道でも養殖技術が進む、あの高級食材です!
「2024年、今年の一皿はうなぎです」
ぐるなび総研が毎年発表する、その一年の世相を反映した「今年の一皿」。
2024年は『うなぎ』が選ばれました。
古くから日本の食文化に根付いている「うなぎ」ですが、なぜいま注目を浴びているのでしょうか。
(「今年の一皿」事務局 三橋茉季さん)「土用の丑の日など特別な日に食べられることが多かったが、加工技術の変化や提供方法の多様化により、高級食材の地位を保ちつつ、気軽に食べられる機会が増えた」
札幌市白石区のうなぎ専門店です。
平日ですが、お昼時はこのにぎわい。
(客)「おいしいです」
(宇佐美記者)「うなぎは好きですか?」
(客)「大好きです。疲れがたまっていたので、うなぎを食べて力をつけたいと思って」
(客)「ことしになって、わりと食べたかもしれない」
中でも人気のメニューはこちら。
二ホンウナギの蒲焼きと白焼きを同時に楽しめる「二色重」です。
そのお味はー
(宇佐美記者)「身がやわらかくてふわふわ、甘いたれともよく合う。実はいま、うなぎが身近な食材になりつつあるんです」
選ばれた理由の1つは、気軽に味わえる機会が増えたことです。
加工技術の変化や提供方法の多様化により、うなぎの専門店などが増加。
日本の食文化として海外の人にも人気だと言います。
実は道内でも養殖技術が進んでいます。
2024年の夏には美唄市で育てられた北海道初の養殖うなぎ、名付けて「雪うなぎ」が初めて出荷されるなど、いま注目を集めています。
(うなぎ屋おのぎ札幌本店 枝村真帆店長)「インバウンドの効果で外国人の客がすごく増えています。意外と若い20代の客もカップルで来店したり。より多くのお客様にうなぎを食べる機会が増えることを期待しています」
今年の一皿に選ばれた日本の伝統食材「うなぎ」。
養殖技術の進歩などでより身近な食べ物になっていきそうです。