【速報】すすきのホテル殺人事件 父親・田村修被告の初公判始まる 起訴内容否認し無罪主張
札幌・すすきののホテルで2023年7月、頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、逮捕・起訴された親子3人のうち、父親の田村修被告の初公判が始まりました。
殺人ほう助や死体損壊ほう助などの罪に問われているのは、田村修被告(61)です。
起訴状によりますと修被告は2023年、のこぎりやキャリーケースなどを購入し、娘の瑠奈被告に提供。
さらに、瑠奈被告を事件当日に車で送迎したほか、瑠奈被告が殺害し、自宅に持ち帰った男性の頭部を損壊する様子をビデオで撮影するなどした罪に問われています。
修被告の裁判は午前11時から裁判員裁判で審理されていて、弁護側はこのあと、無罪を主張するとみられています。
予定通り始まった裁判では、修被告は黒のスーツ姿で入廷し、無表情で前を見つめていました。
裁判長から起訴内容が読み上げられたあと、事実と違う点があるかどうか問われたのに対し、「違う点がいくつかありますので、正確にお伝えするためメモを見て答えてよろしいでしょうか」と述べました。
そのうえで、
▼娘の瑠奈被告が犯行を行うことは事前に知らなかった
▼遺体損壊についても行為のあとに知った
▼キャリーケースの中身は聞いていなかった
などと起訴内容を否認し無罪を主張したうえで、「浩子も私もすぐに警察がやってくることは気づいていたが、残りの時間を娘と一緒に過ごすしかなかった」と述べました。
初公判は夕方まで続く見通しです。