札幌新陽高校の女子硬式野球部の生徒が、鉄製のバッティングケージの下敷きになった事故の要因ついて、第三者委員会は、練習内容を生徒に任せきりにしていたなど、問題を指摘しました。

（第三者委員会　林菜つみ委員長）「複数の要因が重なり合ってしまった。学校側にも顧問に対する指導・監督もなかったのではないか」

ことし５月に札幌新陽高校の女子硬式野球部の生徒が、学校外のグラウンドで練習の準備中にバッティングケージの下敷きなった事故について、第三者委員会と学校が事故の調査結果を発表しました。

第三者委員会は事故の要因について、練習内容を生徒に任せ、危機管理対策を怠っていたことや、初めて使うグラウンドにも関わらず、十分な下見がなされず危険を把握できていなかったことなどを指摘しました。

学校側は今後、生徒や顧問に向けた安全講習を実施し、さらなる対策を検討するとしています。

当時、意識不明の重体で搬送された生徒は、現在も病院に入院し、リハビリを受けているということです。