足が沈んでしまう…海岸に大量のイワシ 処分法を検討中 「魚を食べないように」北海道函館市
北海道函館市の海岸で7日に大量のイワシが打ち上がっているのが見つかった問題。
市などは状況の確認を続けていますが、処理の目処は立っていないということです。
(東海林記者)「大量のイワシが打ち上げられてから一夜明けた函館市の海岸です。改めて見ると海が濁っているのがわかります」
函館の海に広がる大量の魚。
打ち上げられたのは主にイワシです。
函館市によりますと7日、函館市浜町から日浦町の海岸にかけて大量の魚が打ち上げられているのが見つかり、範囲はおよそ1.5キロメートル、その量は数千トン規模に及ぶとみられます。
(地元の人)「大きな魚がこんなに打ち上げられているのでびっくりしました」
(地元の人)「運搬して処理するにしても相当沈んでいると思うのですごい量になると思う」
踏み入れると足が魚の中に沈んでしまうくらいの深さ。
一夜明けた8日も、海岸では市の職員が流れ着いた範囲を計測するなど状況を調査していました。
そんななかトラック一杯に魚をつめ込む人もー
(記者)「どうされるんですか?」
(地元の漁業者)「えびかご(漁業)のえさ。とりあえずとっておけば(えさ代)が安くすむから」
市と道は死んだ魚の処分方法について協議をしていますが、時期の目処は立っていないということです。
(函館市の職員)「どのような処分をするかによって方法も変わってくるので検討協議中。いまの話し合いの中に(原因調査に関しては)入っていない。とにかく早く処理しないといけないのでその協議です」
魚がどのような状態で死んだのか現時点でははっきりしないため、函館市は食べないように注意を呼び掛けています。