現職中学校校長が横領で懲戒免職 金庫から約13万円、発覚後にもさらに5000円…北海道
北海道・釧路市教育委員会は2024年12月19日、音別中学校の校長が、現金を横領したとして懲戒免職処分にしたと発表しました。
校長は7月29日、保護者などから集めて校長室の金庫に保管されていた教材費や部活動費など12万9千円を横領。
2か月後に合鍵を持つ教頭が一部を使おうとしたところ、無くなっていることに気づきました。
事情を聞かれた校長は、校長会に使うため一時的に流用したと説明。
しかし、11月にも教頭が生徒会費を使おうとすると、保管されていた社会福祉協議会助成金5000円が無く、一時的な流用としていた12万9千円も返却されていませんでした。
教頭から相談を受けた市教委が、校長に事情聴取すると、横領を認めたということです。
被害を受けた現金は返却され、被害届も出さない、ということです。
釧路市の教育長は「現職校長による準公金の横領で、懲戒免職という、かつてない事案で保護者や子どもたちに大変申し訳ない。再発防止を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。