北海道・斜里警察署は2025年1月25日、水産資源保護法違反などの疑いで、石川県輪島市のアルバイト従業員の遠藤武道容疑者（44）を逮捕しました。

遠藤容疑者は2024年10月2日、斜里町朱円の海別川左岸で、共犯者と共謀して、金属製のかぎがついた棒などをつかって、サケ29匹を密漁した疑いが持たれています。

この事件では、10月2日に密漁警戒中の警察官らが男1人を現行犯逮捕し、10月3日には逃げたベトナム国籍の男ら3人が逮捕されました。

さらに、2024年11月28日には実行役のリーダーとみられる男も逮捕され、これまでに合わせて男5人が逮捕されていました。

警察はその後、共犯者について捜査を進め、遠藤容疑者の容疑が固まったため、6人目の逮捕に至りました。

警察によりますと、これまでに逮捕された男らはSNS上の“闇バイト”の募集を通じて知り合った「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる“トクリュウ”とみられていて、遠藤容疑者は実行役の1人だということです。

警察は遠藤容疑者の認否を明らかにしていませんが、ほかにも複数人の共犯者がいるとみて、引き続き捜査しています。