子ども「超楽しい!」保護者は「しんどい」 猛暑対策で5日長い夏休み どう過ごした?札幌市
札幌市内の小学校では、猛暑対策で夏休みが2023年より5日長くなりました。
その夏休みも今週で終わりますが、子どもたちはどのように過ごしていたのでしょうか。
(記者)「プールどうですか?」
(子どもたち)「楽しい!」
札幌市内の手稲プールです。
夏休み中の子どもたちでにぎわっていました。
冷たいかき氷をほおばる子もー
(子どもたち)「おいしいです!」
札幌市の小学校は2024年、夏休みが5日長くなりました。
2023年の記録的な猛暑が理由です。
その長かった夏休みも今週で終わるということで、最後の思い出作りに来た子どもたちが多く見られました。
(小学生)「楽しかった!」
(記者)「何が一番楽しかった?」
(小学生)「プール」
(小学生)「(夏休み)超楽しかったです!キャンプで2泊3日行ったこと。厚田に行きました」
2024年は夏休みが長かった分、手稲プールには例年よりも多くの人が訪れました。
そのためスタッフを増やして対応したといいます。
一方、保護者からは長い夏休みが大変だったとの声が聞かれました。
(保護者)「めっちゃしんどかった。仕事休みの日はどこかに連れて行かなきゃみたいな、予定を入れるのが大変でした。お金も使った!」
(保護者)「もう本当に早く学校が始まってほしいです」
小学1年生から6年生までの50人以上の児童が通う、札幌市内の学童保育です。
共働き世帯などの負担を減らそうと、夏休み中は5日間の延長期間も含めて、あさ7時からよる8時まで子どもたちを預かりました。
一番気をつかったのは熱中症対策だったといいます。
子どもたちは常時クーラーがきいた部屋で勉強していました。
(あおぞらクラブ児童育成会 中野範子理事長)「暑さも札幌市のおかげでクーラーも入りましたので、休憩をとりながら外に行くだとか、どんなに暑くても外遊びは欠かせなかったんですけど、工夫しながら楽しめました」
そして、長かった夏休みをうけて企画したのがー
(小学生)「一番楽しかった思い出は、4泊5日の合宿が一番楽しかったです」
(小学生)「やっぱり4泊5日の合宿です」
子どもたちが口をそろえて楽しかったと言った4泊5日の合宿。
夏休みが長くなったことをうけて、期間を2023年より倍近くに伸ばしたといいます
(あおぞらクラブ児童育成会 中野範子理事長)「連続して4泊行くという、その子どもたちの育ちというのが、思いやりを持って協力してというのが子どもたちの中でできたのかな」
2023年より5日間長い夏休み。
親の負担が増える一方で、子どもたちにとっては楽しい思い出をつくる機会も増えていたようです。