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長くなった夏休み! 笑う子どもに悩む親 子どもの居場所をどう作る? サービス様々 札幌市

2024年7月26日 18:28
長くなった夏休み! 笑う子どもに悩む親 子どもの居場所をどう作る? サービス様々 札幌市

札幌市の小学校の夏休みが26日から始まりました。

2024年は猛暑対策で2023年より夏休みの日数が増え、子どもたちは大喜び!

一方で、増加する保護者の負担をサポートしようと様々なサービスが人気を集めています。

楽しい夏休みがはじまる!

おたるドリームビーチはさっそく夏を楽しむ子どもたちの姿が目立ちます。

2024年は猛暑対策で夏休みの日数が増えています。

しかし、小学生の子どもを持つ保護者にとっては悩みのタネも…

(保護者)「夏休みが長いぶん、子どもが休みなのでお昼のお弁当を作るのが大変。共働きなので」

民間会社のアンケート調査によりますと、8割以上の保護者が夏休み期間中の家事負担が増えると回答。

特に頭を悩ませるのが、子どもの昼ご飯や弁当の準備だといいます。

保護者の負担を少しでも軽減!

そんな動きが広がっています。

(鷲見記者)「持ってきたお弁当を食べている子どももいますが、約3分の1の子が注文したお弁当を食べています」

児童会館が注目したのは、週1回の弁当の提供サービスです。

(児童)「おいしいです」

(児童)「きょうはお弁当作らなくて楽って言ってた」

4割ほどが利用しているというこのサービスは保護者に大人気!

2024年の夏から札幌市のすべての児童会館で利用できるようになりました。

家庭の負担は弁当代のみ。

配達料などは札幌市が、夏休み・冬休みあわせて1100万円を負担します。

(円山児童会館 伊與芳昭さん)「とても好調に増えているような形です。お弁当提供によって子どもとの時間がとれるようになったですとか、嬉しい声が聞けています」

子どもを預かる民間の児童クラブでは夏休みの延長をうけ、イベントを増やすことにしました。

初日の26日は「遠足」です。

(子ども)「ちゃぷちゃぷ広場で遊ぶのが楽しいです」

(子ども)「今回の夏休みは5日間延びてうれしい。夏休みは全部(児童クラブに)来る」

この児童クラブでも、夏休み期間中に利用する児童は2023年より増える見込みで、多い日には35人ほどを預かるといいます。

ただ、とりわけ注意を払っているのが「熱中症対策」です。

(さくらキッズクラブ山の手 佐藤温子さん)「毎年だんだん気温が上がっているので、今まで外でお弁当を食べたりしていたけど、お弁当が腐るのでなかなかできないというのが、外遊びの悩み」

子どもが飽きないようにさまざまなイベントを計画。

スタッフ不足など課題もありますが、子どもにとって有意義な“夏休み”をと、保護者の期待に応えています。

(さくらキッズクラブ山の手 村島重也マネージャー)「1週間増えた最後の週に利用する児童数がすごく増えています。お盆休み明けになるので、保護者の方もお仕事が忙しくなる時期だと思う。そこが夏休みが続くということで、児童クラブを利用しなければならない形になったんだと思います」

子どもは喜ぶ夏休みの延長。

一方で負担に苦慮する保護者のジレンマ。

共働きの家庭も増えるなか、子どもを受け入れる施設もニーズに応えようと取り組みが広がっています。

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