大人気の“ぎょうざちゃん”は1回2000円 市場規模610億これがカプセルトイ最前線
近年人気のカプセルトイの進化が止まりません。
札幌では1回2000円のカプセルトイが人気を博しているほか、小樽では地元の魅力が詰まった「超ローカル」な販売機も登場しています。
フロアの一角にはカプセルトイがずらりと並んでいます。
札幌の商業施設に2024年4月オープンしたカプセルトイの専門店です。
(利用客)「見かけたら回すって感じなので2週間に1回は必ず回しています」
昭和に流行ったレトロなおもちゃや、お酒をモチーフにした商品など「大人」を意識したラインナップがあります。
道産米の「ユメピリカ」など北海道の特産品もカプセルトイになりました。
そうした中でひときわ目立ったのがー
(青柳記者)「ありました。1回2千円のカプセルトイです。回してみたいと思います」
出てきたのは、若者に人気のイラストレーターがデザインしたぬいぐるみです。
学生から大人まで幅広い人が利用しているといいます。
(古川佳代子店長)「商品のラインナップも都度変えておりますので、来店いただくとそのたびに新しい楽しみがあると思います」
カプセルトイの人気は近年急激に高まっていて、2022年の市場規模はおよそ610億円と、5年前の2倍ほどに成長しています。
そんな中、小樽市では観光名所や有名飲食店のロゴなどをデザインしたカプセルトイが登場しました。
地元の有志が小樽運河の風景やおたる政寿司の看板など全10種類を制作しました。
堺町通り商店街で先月から1回500円で楽しめるようにしました。
(企画した小泉友紀さん)「街ガチャというものが各自治体で全国的に展開されている中で、北海道ではまだ出ていないというふうに聞いたので、北海道の第一号として小樽で展開したいなと思って始めました」
(デザインした須藤友恵さん)「生まれ育った小樽の街並みのロゴとかイラストなので、携わってそれをイラストに起こせることはすごく光栄なことだと思っています」
高価格帯や地域密着型が登場し、ますます人気が高まっているカプセルトイ。
次はどんな新商品が現れるのか。
しばらく目が離せそうにありません。