町行く人の装いにも変化…着実に忍び寄る冬に向けて…備えも「節約志向」ホームセンター最新事情
2024年10月3日朝、北海道北見市で見られたのはきらきらと輝く朝露。
3日の道内は強い寒気が流れ込み、各地で最高気温が20℃に届きませんでした。
2日は最高気温が27.3℃と2日連続で夏日となった北見も、3日の最高気温は16.6℃。
一転して11℃も下がりました。
(北見市民)「きのうと比べたらきょうはやっぱり寒いね」
(北見市民)「例年よりも一か月ほど季節が遅れているというか、まだ暖かさが続いている気がします」
札幌も3日の最高気温は16.8℃。
(油野アナウンサー)「ジャンパーにニット帽をかぶっています。かなり厚手の服装をしている人もいます」
10日ぶりに最高気温が20℃に届かず、平年よりも2.5℃低い気温となりました。
札幌市内のホームセンターです。
冬支度に備え店頭には数多くのストーブが並んでいましたが、ことしはある異変が起きてました。
(ジョイフルエーケー屯田店 中澤慎二郎副店長)「夏から秋にかけて気温の下がりが少ないので、秋物に関しては売り上げは正直鈍い状態となっています」
暖かい日が続いたため、この店ではストーブなどの売れ行きが例年の6割から7割ほどにとどまっているといいます。
一方で、売れ行きが好調なのが…
(油野アナウンサー)「こちらの商品は窓に貼る断熱シートです。このように梱包材のような素材がになっているので、窓に貼ることで暖気を中に閉じ込めてくれるので、電気代の節約になるんです」
窓に貼るだけで冷気の侵入を防げる断熱シートが人気だといいます。
(油野アナウンサー)「さらにこちらのベストも人気なんです。スイッチをONにしますと、前と後ろ側がじんわりと暖かくなるんです。外ではもちろん家の中でも着ることができるので、暖房費を抑えることができます」
充電式のバッテリーを搭載した電熱線入りのベストも、2023年に続いて売れ行きが好調となっています。
物価高騰が続くなか、電気や灯油などを使わずに暖をとれる商品が人気を集めています。
(買い物客)「ことしの夏は暑くならないように窓に貼るフィルムを貼って過ごしていたので冬もやってみようかなと」
(買い物客)「(窓のすき間に)発泡スチロールを入れたり目張りのスポンジを貼ったりしています。やっぱり暖房費抑えたいですよね」
(ジョイフルエーケー屯田店 中澤慎二郎副店長)「主暖房を使いつつ自分でできる節電・節約がことしも流行るのではないかと感じています」
徐々に冬の足音が聞こえてくる道内。
物価高騰が続くなか、節約を意識した冬支度をする人が増えそうです。