「接触防止措置」講じず…チェーンに巻き込まれ右足を切断 製材業者と工場長を書類送検 北海道
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北海道・釧路労働基準監督署は2025年2月18日、道東の厚岸町の木材工業協同組合と工場長の男(50代)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検したと発表しました。
道東の浜中町に所在する組合の製材工場で2024年9月7日、50代の作業員がチェーンコンベヤーに載せていた約3.6メートルの木材の向きを修正し、作業位置に戻る際、モーターで動いていた別のチェーンに巻き込まれ、右足の膝下を切断する事故が起きました。
組合と安全管理の責任者だった工場長は、作業をさせるうえで、チェーンに接触防止措置を講じていなかった疑いが持たれています。
工場内からはカバーが見つかりましたが、数年前から取り付けられていませんでした。
釧路労基署は、組合と工場長の認否を明らかにしていません。