（山﨑記者）「旭川市内の菓子店です。一部の商品に小林製薬の紅麹原料を使用していたとして、今月２５日から自主回収を始めています」

自主回収を進めているのは、北海道旭川市で菓子店を運営する「ロバ菓子司」です。

小林製薬の「紅麹原料」を使っていたのは４つの商品で、「釜蒸し蔵」は旭川市内の直営店でおよそ３２００個。

「黒だべ～」はどさんこプラザ札幌店などで、およそ１８００個が販売されたということです。

ロバ菓子司は購入した人に対し、最寄りの直営店まで持ってくるか電話で問い合わせするよう呼び掛けています。

（当該商品を返品した人）「まんじゅうを回収していると聞いたので、家にあるかどうか調べたらあったので持ってきた。２個ですね」

（山﨑記者）「すでに食べたものは？」

（当該商品を返品した人）「ないと思います」

（会見）「申し訳ございませんでした」

小林製薬を巡っては「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人から、腎臓疾患などの健康被害が相次いで報告されていて、厚労省はこれまでに摂取していた２人が死亡したと発表しました。

道内での健康被害はいまのところ確認されていません。

小林製薬の本社がある大阪市は、３つの商品について回収命令を出しました。

また、札幌市の会社１社が小林製薬から紅麹原料を購入していたとみられることから、札幌市保健所に大阪市保健所から調査の依頼があったということです。

さらに、健康補助食品などを扱う会社「サンセリテ札幌」も、同じ紅麹原料を含むサプリメントの販売を中止したことを明らかにしました。

収まる気配のない「紅麹」を巡る問題。

道内にも影響が広がっています。