「雪」に「花」に「ひな人形」…冬も春も全部まとめて“3連休”北海道の休日スケッチ
2025年2月24日は3連休最終日です。
連休中は冬を楽しむイベントが相次いだほか、岩見沢市の温室では一足早い春が訪れていて、色とりどりの花が来場者を楽しませています。
厳しい寒さのなか、雪原を勢いよく駆け抜ける犬ぞり。
3連休の初日、稚内市で開かれた犬ぞりの全国大会です。
なかには途中で歩いてしまう犬や、ゴール手前で止まってしまった犬もいましたが、寒さに負けず元気に走る犬たちに大きな声援が送られました。
会場ではスノーモービルを使った犬ぞりの疑似体験も行われ、子どもたちが挑戦しました。
(子ども)「チーターになった気持ち」
寒い時期ならではの光景は札幌でもー
北海道神宮で23日に開かれたのは「寒中禊会」です。
23日の札幌の最高気温は1.7℃。
(参加者)「桶の水が少ない。全部入れて!」
参加者は身を切るような冷水を浴びて、ことしの決意を新たにしていました。
(山岡記者)「札幌市内では寒い冬でも外を楽しむことができるイベントが開催されています!」
冬期間の交流の場を作ろうと札幌市が開いたのは「新さっぽろワクワク冬の実験フェスタ」です。
(山岡記者)「コタツどうですか?」
(子ども)「あったかーい」
コタツで暖をとりながらミカンをパクパク。
子どもたちにはツララのプレゼント。
雪の滑り台体験。
寒い外でも楽しめるさまざまな仕掛けが企画されました。
(札幌市まちづくり政策局 児玉哲寛政策推進課長)「健康的に外で歩いたり活動してもらうには、こういうイベントで交流してもらうのが大事だと考えています」
一方、寒さが残るなかでも一足早く春を感じられるのが、岩見沢の室内公園「色彩館」です。
鮮やかな黄色が美しいミモザや、春の訪れを告げるツバキが見ごろを迎えています。
(札幌から来た人)「この時期あまり花が咲いていないから春みたいだね」
札幌市厚別区の北海道開拓の村では「桃の節句」を前にひな人形の展示が始まりました。
明治末期から平成まで、艶やかな着物をまとった24組のひな人形が豊かな表情で出迎えます。
冬の終わりが近づき、春の足音が聞こえ始めた道内。
25日以降は寒さが和らぐ見込みで、雪解けによる事故に注意が必要です。