村上市に住む20代の女性が自身のSNSをフォローしてきた男などに電子マネー合計23万円相当をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺事件がありました。

警察によりますとことし8月下旬、被害にあった女性は自身のSNSをフォローしてきた外国人男性を名乗る人物と知り合い、別のSNSに誘導されやりとりをするようになったといいます。

約1週間の交信後、その人物から「あなたの励ましのおかげで仕事がうまくいった。お礼にプレゼントを贈る」と言われ、女性がプレゼントの受け取りを承諾。

ところが今度は配送業者を名乗る別の人物からSNSでメッセージが届き「配送の費用を受け取らなければプレゼントは郵送できない」などと費用を請求されたため、コンビニエンスストアで電子マネーカード10万円分を購入し、コード番号を送信しました。
配送業者を名乗る人物からの費用請求は続き、指示をうけて購入した電子マネーの額は合計23万円に上っています。

やりとりを続ける中で、9月6日、再び配送業者を名乗る人物から「調べたら、プレゼントの中身は現金とわかり、このままだと警察に逮捕される。そうならないために諸費用で100万円が必要だ」と言われたため、当初連絡を取っていた外国人を名乗る人物に尋ねたところ、「払った方がいいよ」などと言われたことから不審に思い、女性は9月6日警察に相談。詐欺被害が判明したということです。

警察が女性をだました人物の特定を進めています。