上越市に住む60代男性が電子マネー約55万円相当をだまし取られる特殊詐欺被害にあい、警察が捜査しています。

警察の調べによりますと今年1月21日、男性が職場で自分のパソコンを使いメールを閲覧中、画面上に「このパソコンはウイルスに感染しました。以下の電話番号に連絡をしてください」と表示されました。

男性が電話すると片言の日本語を話し、実在するソフトウエア企業を名乗る男から「遠隔操作でパソコンを直すので私の指示に従って操作してください。パソコンの修理代と5年間のサポート代で5万円が必要です。電子マネーで支払いをしてください」と言われ、電子マネー5万円分を購入し、男の指示に従い、コード番号をパソコンに入力しました。

すると男から「入力したコード番号はもう使えないので、新しく電子マネーを買ってください」と繰り返し言われ、その都度、電子マネー5万円分を買ってパソコンに入力しました。

さらに「詐欺ではないので信じて欲しい。修理代やサポート代以外でかかった費用は返金します。返金は海外からになるので海外送金は最低30万円がかかります。これまで教えてもらったコード番号の分を引いて残り電子マネー15万円分が必要です」などと次々支払いを要求され、1月21日の1日で電子マネーを11回にわたり計55万円分、だまし取られました。

男性は支払い金額が多すぎるため不審に思い、インターネットで調べたところ、同様の詐欺被害が複数発生していることを知り、自分が被害にあっていることに気が付き、翌日警察に相談したということです。

警察が詳しい経緯について捜査しています。