拉致からもうすぐ46年 横田めぐみさんの母・早紀江さん「生きている間に助けたい」 悲痛な思い語る 《新潟》
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから11月15日で46年が経ちます。87歳となった母・早紀江さんが会見を開き、「生きている間にめぐみさんを助けたい」と悲痛な思いを語りました。
また再会を果たせぬまま娘が奪われた日を迎えようとしています。
拉致被害者、横田めぐみさんの母・早紀江さんです。
〈横田早紀江さん〉
「歴代の総理大臣も『いまこそ私たちがやりますから』とおっしゃっても何もない。何十年間イライラし続けて、もうクタクタですね」
46年前…当時中学1年生だっためぐみさんは学校からの帰宅途中、北朝鮮に拉致されました。
「必ず娘を取り返す…」
早紀江さんは夫の滋さんとともに拉致問題の解決を訴えてきました。
しかし、願いは叶わないまま滋さんは3年前に亡くなりました。
〈横田早紀江さん〉
「(滋さんは)何であんないい子がこんな目にあうのかねと言って泣いていました。(めぐみさんの)写真でもいいし、いまの(めぐみさんの)状況の写真でも。そういうことを(政府は)ちゃんと交渉してくれているのかと思いますよ」
87歳になった早紀江さん。ことし心臓の病気で入院した時期もありました。
〈横田早紀江さん〉
「病院の先生も退院しないで、休んでいてと言われたんですけど、生きている間に私にできる限りのことだけは怠けないで(めぐみさんを)助けてあげることができるように頑張りたいと思っています」
憤りと焦りを募らせながら娘との再会を信じています。
残された時間は多くはありません。