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「がんの予防に効果が持てます」国の承認を受けていない製品を広告し販売した疑い 養鶏業の女と自称、コンサルタントの男を逮捕 県警がサイバーパトロールで発見 《新潟》 

2024年7月18日 18:30
「がんの予防に効果が持てます」国の承認を受けていない製品を広告し販売した疑い 養鶏業の女と自称、コンサルタントの男を逮捕 県警がサイバーパトロールで発見 《新潟》 

国の承認を受けていない製品に関して、医薬品に相当する効能・効果があるように見せる広告を掲載し、製造・販売を行ったとして、埼玉県に住む女と茨城県に住む男が逮捕されました。

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)違反の疑いで逮捕されたのは、埼玉県三郷市の養鶏業の女(47)と茨城県牛久市の自称コンサルタントの男(42)です。

警察によりますと2人は共謀して2023年10月中旬、女が経営する養鶏とサプリメント販売を行う会社のホームページ上に、国の承認を受けていない同社の製品「卵黄炭」に関して、「細胞組織の再生や免疫力の活性化などの効果があり、主にがんの予防に効果が持てます」などど、医薬品に相当する効能・効果があるかのように見せて顧客を誘引し、未承認医薬品の広告を掲載した疑いが持たれています。

さらに、ことし4月中旬から5月下旬までの間、国の承認を受けていないのに医薬品に相当する効能・効果があるようにみせた製品「卵黄炭」を栃木県内に住む50代女性、石川県の60代女性の2人に対して、合計4個(合計販売価格6万3,200円)販売した疑いが持たれています。

去年10月、新潟県警がサイバーパトロールで発見し捜査を進めていたところ、2人を特定し17日に逮捕しました。

警察によると2人が販売していた製品「卵黄炭」は、1個あたり1万5,800円の価格で売られ、去年9月からことし5月下旬までの間に、27都府県で159件の販売をしていたということです。

警察の調べに対し、養鶏業の女は「医薬品的な効能効果を広告したり、お客さんに販売したことは間違いありません」と供述する一方、「販売していた『卵黄炭』が医薬品だとは思っていませんでした」と容疑を一部否認しています。

自称コンサルタントの男は、「私がやったことに間違いありませんし、弁解することもありません」と容疑を認めています。

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