酒気帯びで車を運転し出勤 60歳代の警部補を書類送検 別の警察官から“酒のにおい”を指摘され 《新潟》
酒気を帯びた状態で車を運転し出勤したとして県警の60歳代の警部補が書類送検されました。県警では去年11月にも西蒲署の警察官が酒を飲んで車を運転したとして逮捕されています。
県警によりますと、上越地方の警察署に勤務する60代の男性警部補は2月14日、車で出勤しましたが、打ち合わせ中に別の警察官から酒のにおいを指摘されました。調べたところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
男性警部補は「前日の夜に自宅でビールと焼酎を数杯飲んだ」と話しています。
県警は停職3か月の懲戒処分とし、男性警部補は3月11日付けで依願退職しています。
去年11月には西蒲署の警察官が酒を飲んだ後に運転して事故を起こし、男性にけがをさせたとしてその後、有罪判決を受けています。
松川寛治首席監察官は「同様の事案が起きたことは慙愧に堪えない思い。組織全体で再発防止に努めたい」とコメントしています。