７日午後、新潟地方気象台は「大雨と雷及び突風に関する新潟県気象情報」を発表しました。発表内容は以下の通りです。

　８日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置となる見込みです。また、北陸地方の上空約５５００メートルには氷点下２７度以下の寒気が流れ込んでおり、８日にかけて寒気はさらに強まるでしょう。
　
　このため、新潟県では８日未明から夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。また、山沿いを中心に雪となりますが、平地では断続的に雨の降る所があるでしょう。

　雨雲が予想よりも発達したり停滞した場合は、８日にかけて大雨警報を発表する地域を拡大する可能性があります。

　これまでの雨や能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

７日午後4時時現在の２４時間降水量（アメダスによる速報値）
　　糸魚川市能生　８６．５ミリ
　　上越市高田　　８３．０ミリ
　　上越市川谷　　６４．５ミリ
　　長岡市小国　　６０．５ミリ
　　上越市安塚　　５６．０ミリ

７日午後６時から８日午後６時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　下越　５０ミリ
　　中越　７０ミリ
　　上越　７０ミリ
　　佐渡　３０ミリ

その後、８日午後６時から９日午後６時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　下越　５０ミリ
　　中越　５０ミリ
　　上越　５０ミリ

中越と上越では８日夜遅くにかけて土砂災害に警戒し、下越では注意・警戒してください。

新潟県では８日未明から夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。