今シーズン一番の寒波の中 潜水士たちが2025年最初の訓練 船から海へと飛び込む 大分海上保安部
この冬一番の強い寒気が到来する中、大分海上保安部の潜水士たちが2025年最初の潜水訓練を行いました。
9日の大分市の最低気温は3.5℃。
厳しい寒さの中で、2025年最初の訓練に臨んだのは海での事故や遭難の際に救助活動などを行う巡視船「やまくに」の潜水士7人です。
このうち、12月潜水士になったばかりの新人の山口雅也さんは「早く先輩たちに追いつけるように頑張ります」などと抱負を述べ、船の先から海へと飛び込んでいました。
潜水士たちはきょう、15キロの重りを海底から引き上げたり、ロープで船上まで登る訓練などに励んでいました。
大分海上保安部では2024年1年間に、車の転落や船の転覆などで潜水士の出動要請が9件あったということで、「ことしも迅速な対応ができるよう備えていきたい」としています。