衆院選の公示後、全国で初めての検挙です。

長野市で17日、衆議院選挙の演説をしていた候補者に近付き、ビール瓶を地面にたたきつけて、 選挙の自由を妨害した公職選挙法違反の現行犯で44歳の男が逮捕されました。

逮捕されたのは、長野市稲葉の職業不詳の44歳の男です。

17日午後6時すぎ、衆議院長野1区に立候補している日本維新の会の新人、若狭清史さんが長野駅前で街頭演説をしていたところ、男が大声を上げて近付き、ビール瓶を地面にたたきつけて、選挙の自由を妨害した疑いが持たれています。

陣営によりますと、2人に面識はなく、割れた瓶の破片が女性スタッフや聴衆の夫婦に当たりけがをしたということです。

維新・新 若狭清史 候補
「言論を封じるようなことを暴力的にですねいうようなことがあってはならないし、実際にけがされた方もいるという。この現状は非常に残念ですし、こういうことが2度と起きないような対策を取っていかなきゃなと思ってます」

警察によりますと、男は黙秘していて、公職選挙法違反の疑いで検挙されるのは、衆議院選挙が公示されてから全国で初めてということです。

衆院選・長野1区にはこのほか、立憲民主党の前職・篠原孝さんと自民党の前職・若林健太さんが立候補しています。