「鑑定した画像が不鮮明で被告の車と同一と言うには難しい」と検察側の主張を否定 弁護側 民間の研究機関の所長が証言台に【元県議の妻殺害事件】
妻を殺害した罪に問われている塩尻市の元県議会議員の男の裁判員裁判。
5日目の22日は初めて弁護側の証人尋問が行われ、防犯カメラの映像について「被告の車と同一と言うには難しい」と検察側の主張を否定しました。
殺人の罪に問われているのは塩尻市の元県議会議員丸山大輔被告・50歳です。2021年9月、塩尻市で妻の希美さん・当時47歳の首を絞めて殺害した罪に問われています。
争点となっているのは「被告の事件当時の所在と移動状況」。
21日までの検察側の証人尋問では、防犯カメラの映像を鑑定した専門家などが、車両のキズなどの特徴から事件現場と長野市を往復した車両は「被告の車である可能性が高い」と証言してきました。
22日初めて弁護側の証人尋問が行われ、民間の研究機関の所長が証言台に立ちました。
「鑑定した画像が不鮮明で被告の車と同一と言うには難しい」画像からは、ほかの車種の可能性もあり疑問が残ると証言しました。
防犯カメラからは車のナンバーなどが特定できていない中、23日は、検察と弁護側がそれぞれ意見を述べる論告と弁論が行われます。