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米バレエ団でプロダンサーとして活躍する松本市出身の清沢飛雄馬さん 初めてふるさとで公演とワークショップ 若手を指導【長野】

2024年7月22日 19:18
米バレエ団でプロダンサーとして活躍する松本市出身の清沢飛雄馬さん 初めてふるさとで公演とワークショップ 若手を指導【長野】
松本市出身のプロダンサー清沢飛雄馬さん

アメリカのバレエ団でプロダンサーとして活躍する松本市出身の清沢飛雄馬さん。先週、出身地では初めてとなる凱旋(がいせん)公演と、ワークショップを開き、若手を指導しました。

松本市出身の清沢飛雄馬さん23歳。先週金曜日、地元、波田地区の有志が企画した初めての凱旋公演に臨みました。

2018年、アメリカの「バレエ・コンクール」にトップで入賞してシカゴの「ジョフリー・バレエ団」のプロダンサーになった清沢さん。

今ではほとんどのプログラムで主役を務め、年末に1か月近く続く「くるみ割り人形」では、最も大切な初日の主役「王子」を演じ続けています。

♪アンナ・カレーニナ

ロシアの作家トルストイ原作の「アンナ・カレーニナ」のデュエット。バレエを題材にした映画「レッドシューズ」で主演し、シカゴでも共演したジュリエット・ドハティさんと踊りを披露しました。

背景には、ふるさとへの思いを込めて松本の田園風景を映し出しました。

トークショーでは、6歳からバレエを習い始めたことを紹介。
9歳でウクライナのバレエ団に留学した清沢さんですが、シャイな時期もあったそうです。

清沢飛雄馬さん
「(師匠カバニエフ先生について)10歳の時にこの先生と会って、 ちょっとシャイで、そしたらダンサーはステージで、人の前で踊る人がシャイでどうするんだ。ステージの上でシャイは違う。裸になったつもりで踊りなさいと言われて、そこから勇気を出して踊ろう」

♪マイウエイ

ユーモアを交えたトークとバレエに200人余りの観客からは、温かい拍手が贈られました。

幼稚園の同級生
「初めて見たが感動した」
幼稚園の同級生
「私も一緒に遊んでた飛雄馬くんが立派になって誇らしいです。同級生として」

プロとして学んだことを若いダンサーたちに伝えようと、開催したワークショップには15人が参加しました。

「タタタ、ティティティ、タッタタッタ、ジュッテ、ジュッテ、シャッセ、シャッセ」

清沢飛雄馬さん
「(やってみてどうですか?)かわいい。みんな頑張って付いてきてくれて。少しでも吸収してくれれば良かったと思います」

デュエットで共演したドハティさんも指導に加わりました。

京都の専門学校生
「すごいここ張ってとかいろいろ伸ばしてとかすごく分かりやすく教えていただきました」

清沢飛雄馬さん
「なかなかいっぱい踊りましたね。 5年間。プロとしての実感。自信ではないんですが僕はプロなんだと胸を張って言えるようになってきた気がします。(給料上がった?)上がりました!」

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