宇宙への関心につなげようと企画された世界初の試みです。
長野市・善光寺の宿坊で26日、七色に輝く特別なお守りが登場しました。

光にあたって七色に輝く美しいお守り。アクリル製の板に上昇する龍のホログラムが印刷されています。

26日、善光寺の宿坊で販売が始まった“宇宙金箔御守”。意外な組み合わせのように思えますが一体…？

１アートディレクター会田俊介さん
「今回、ロケットに実際に金箔を積んで打ち上げてちゃんと戻ってきた金箔がチャームの中に入っています」

お守りに付いた小さなチャーム。

この中に見える金箔、実は宇宙を旅したものなんです。

企画したのは、東京で宇宙関連のビジネスを展開する会社です。

願いをかけるお守りと、願い事といえば宇宙の星を見上げるという習慣に共通点を感じて今回新たなお守りを企画。

以前から縁のあった宿坊に置かせてもらうことになりました。

金箔は、スウェーデンでロケットに積まれ、今年11月、きれいな弧を描いて打ち上がると10分弱ほど宇宙を漂い帰還。

その後、回収してお守りに収めました。

上昇するロケットにかけて「運気上昇」や無事帰還したことから「交通安全」といった意味を込め、宿坊で祈祷も捧げられました。

世界でも珍しい“宇宙守り”に参拝する人も興味津々です。

台湾から
「見た目が美しいと思いました。実際に宇宙へ行ったという話もとても斬新でかっこいいですね」

高山村から
「新しい年で新たなことがまたできそうだなとエネルギーがもらえるんじゃないかなという期待をしています。」

会田さん
「今回はロケットの打ち上げが成功した、そして無事に戻ってきたというのをこの金箔が経験したことによって、 これから受験だったりいろんなことに挑戦する人のお願い事のサポートになるようになったらいいなと」

神秘的な宇宙と伝統が融合したこのお守りは、なくなり次第終了だということです。