「火の出るようなものは何もないのに…」警察が不審火とみてパトロール強化 長野市安茂里地区 住宅などを焼く火事2件相次ぐ
年末年始に長野市安茂里地区で住宅などを焼く火事が2件相次ぎました。いずれも火の気がない屋外から出火したとみられ、警察は不審火とみて周囲のパトロールを強化するとともに関連を調べています。
住人の男性
「とにかくびっくりしたよね、それ以外何もないです」
北沢ななか記者
「長野市平柴台のこちらの住宅でも不審火がありました。周辺は車通りもあり、人目につきやすい場所です」
1月4日の午前10時半ごろ、長野市平柴台の住宅で「火が出ている」と通りかかった人から消防に通報がありました。火は、20分後に消し止められましたが、住宅のアルミサッシや窓、それに網戸などを焼きました。この家には高齢の夫婦が住んでいて出火当時は、日課だった散歩に出かけていたということです。
住人の男性は
「散歩から帰ってきたら(消防車が)鳴っているなと思って、またどこかで火事だなと思っていたら自分のうちだった」
屋外から出火したとみられていますが、火の気がない場所だということです。
住人の男性は
「どうやって火が出たんだかね。誰が見たって火の出るようなものは何もない。気味悪いよね。うちっきりじゃないと思う」
現場はJR長野駅から西におよそ1.3キロの住宅街です。この4日前には徒歩で10分ほどの長野市小柴見でも不審火が…。
午前2時半ごろ、住宅地から真っ赤な炎が上がりました。けが人はいませんでしたが、木造平屋の住宅1棟を全焼したほか、隣にある住宅や物置に燃え移って、合わせて3棟を焼きました。
住宅の所有者によりますと、長野市外に住む男性が住宅を借りていますが、ここ1年は住んでおらず、物置として使っていたということです。警察は周囲のパトロールを強化するとともに2件の不審火の関連を調べています。