長野市近郊の6つのバス路線が今年9月末で廃止予定となっていることを受け、27日、教職員組合が県に対し通学手段の確保などを求める申し入れを行いました。

長野市の中心市街地と中山間地を結ぶアルピコ交通と長電バスの6つ路線は「今年9月末」での廃止が予定されています。

路線バスが通学の主な手段である学校では、新年度の日課や年間行事予定の変更を迫られるなど教育活動に影響が出ています。

27日、高校の教職員組合などは県と教育委員会に対し代替の交通手段の方針が決まるまで路線を廃止しないよう働きかけることなどを申し入れました。

県高校教職員組合　近藤正 書記長
「いまのところ明確な方針について示されていないので現状はただただ不安と動揺が広がっている」

県は今後路線の具体的な代替案や通学手段の確保などについて早急に協議するとしています。