担い手不足解消に期待 運転手がいない!自動運転バス実証実験 来年度は運行エリア拡大も
塩尻市でドライバーが運転しない自動運転バスの実証実験が行われました。
塩尻市を走るバス。よく見ると運転手の姿はありません。
自動運転バスの運行実証です。
塩尻市は少子高齢化が進む中持続可能な地域交通を構築し公共交通機関のドライバー不足の解消をしたいと2020年から公道を使ったバス型車両の自動運転の実験を行っています。
今月(9日)道路交通法に基づく歩行者と一般車両が混在する一般道で走行ができる「特定自動運行レベル4」の認可を取得したことから23日は百瀬市長ら関係者が塩尻駅から市役所までの試乗をしました。
車両を開発するティアフォーによるとこの走行は全国で始めてです。
塩尻市 百瀬敬市長
「自動運転のレベル4として運行できたことは大きな一歩になったものと思っております。新しい技術で社会課題の解決につながっていけばいいなと思っております」
バスは23人乗りで30個のセンサーやカメラで歩行者や他の車両との距離信号の認識をしています。
「運転席に人が乗らない自動運転バスの走行です。ハンドルがグルグルと回っているだけ とても不思議な感じがします。自動運転バスが赤信号で止まりました。停車もスムーズです」
市では来年度は運行エリアを拡大したデータ集めや一般乗車の実証実験をすすめていきたいとしています。