最近、よく耳にするという方も多いのではないでしょうか？「トクリュウ」についてです。

　「匿名・流動型犯罪グループ」、いわゆる「トクリュウ」は、SNSで集めたメンバーを実行役に、特殊詐欺や強盗などさまざまな犯罪を繰り返す犯罪組織です。

　この「トクリュウ」への対策を強化するため、岩手県警察本部が新たに関係部門を集めた対策チームを設置し、１５日に初会合を開きました。

　対策チームは、県警察本部の5つの部署から横断的に集められたおよそ100人で構成されていて、これまで犯罪種別ごとに対処してきた縦割りの捜査態勢を見直し、情報を複数の課で共有して連携の効率化を図ります。

　１５日は、各部の懸案事項の共有や捜査の方針が指示されました。

　対策チームは今後、実態解明や取締りを強化し、対応することにしています。

　県内では、ことし4月から９月末までにこの「トクリュウ」のメンバーが拳銃を所持したり、覚醒剤を使ったりした事件があわせて4件発生しています。