58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定していた袴田巌さんの再審・やり直しの裁判で、26日、静岡地裁は無罪の判決を言い渡しました。この判決を確定させるため全国の検察庁前で控訴しないよう求める街頭アピールが27日行われました。

　このうち盛岡地方検察庁前で行われた街頭アピールには袴田さんを長年支援してきた日本国民救援会岩手県本部の会員10人が参加しました。
　26日に静岡地裁で行われた袴田巌さんの再審・やり直しの裁判で言い渡された無罪判決ですが、今後は検察が東京高裁へ控訴をするのかが注目されています。

♪日本国民救援会 岩手県本部水戸正男会長
「58年間犯罪者として拘置所に留置されてきた袴田さんのこと を思うと人生の圧倒的部分が奪われてしまったという点で悲しい思いになる」
「結論的には再審法の即時改正、 ここにせまっていきたい」

　日本国民救援会・岩手県本部では控訴を断念するよう求める最高検検事総長あての要請書を盛岡地方検察庁に提出したということです。