【AIを活用】縫製会社と岩手大学がAI活用で共同研究
岩手県久慈市の縫製会社が岩手大学と共同で、インバウンド向けの商品の開発にAIを活用する研究を始めることになりました。
12日に行われた発表会には、久慈市の縫製会社「いずみ」の寿松木亨社長、岩手大学理工学部の慮忻助教など関係者およそ30人が出席しました。
「いずみ」は使われなくなった着物を再利用して、新たな洋服としてリメークしています。着物を使ったデザインは日本の伝統文化を感じさせ、海外からも注目されています。
岩手大学と行う共同研究では、インバウンドのほか、特に着物に馴染みの薄い若い世代向けに、好みの色やデザインなどの情報を、AIを活用して分析。また、着物をリメークする際にも着物の特徴を数値化し、無駄なく効率的な商品開発を目指します。
岩手大学 慮忻(ルウ シン) 助教
「(AIを)たとえばデザインとか、あとは生産のプロセスにも応用します。最適化して、最適な生産プロセスを立ち上げたいと思っています」
(有)いずみ壽松木亨社長
「海外の人たちに、着物の文化を手に取って、見ていただいて、そして価値を認めてもらって日本文化を体験できるような形にしていければなと思っています」
共同研究はことしの4月からスタートし、年内には、試作品を完成させたいとしています。