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【なぜ人気?】日本一高価なリフト券「1日3万3000円」インバウンドや国内富裕層に好評 岩手・安比高原スキー場

2025年2月7日 18:34
【なぜ人気?】日本一高価なリフト券「1日3万3000円」インバウンドや国内富裕層に好評 岩手・安比高原スキー場

 岩手県・安比高原スキー場のプレミアムなリフトチケット「ブラックパス」が好評です。一日なんと3万3000円で、「日本一高価なリフト券です。どんなチケットなのか、記者が体験しました。

記者「こちらがそのブラックパスです。このチケット1枚でプレミアムな1日を体験できます」

 インバウンドや国内の富裕層向けに昨シーズン発売した、日本一値段の高いこのチケット。値段は何と1枚3万3000円。土日祝日の1日30枚限定です。

 2年目の今シーズンは、知名度が高まったこともあり、昨シーズンを大きく上回る30枚の完売近くまで売れているということです。なぜ好評なのか?そこには理由があります!

 ブラックパスがあれば、ゴンドラや大型リフト、フードレーンで優先的に並ぶことができ、混雑知らずでスキーやスノーボード、食事を楽しむことができます。また、フードコートには専用席も用意され、いつでも好きな時に食事や休憩をとれます。
 そして、このチケットの一番の魅力は、雪上車でしかいけない、西森山エリアの貸し切りコースです。平日も1回3000円で滑ることができますが、混雑する週末はブラックパスを持つ人だけに開放されます。

 7日も中国から訪れたスノーボーダーが、安比ならではの極上パウダースノーを楽しんでいました。

上海からの男性
「雪はとてもいい。雪質は水分が極めて少なく粒が細かい雪」「日本では安比がナンバーワン」

 また、誰も足を踏み入れていない、営業開始1時間前からゲレンデを滑ることができるファーストトラックも人気の理由の一つです。

安比高原スキー場 畠山護総支配人
「日本一高いというインパクト。お客さんがそれはどういうものだろうと興味をもってもらって、できれば実際購入してもらって、体験してもらえれば、そのよさ、 価値が分かってもらえる」

 今シーズン、週末などにナイター営業を再開し、昨年度より6万人多い、35万人の来場者を目指す安比高原スキー場。プレミアムな体験が世界を魅了しています。

 なお、雫石スキー場では、コースを丸ごと50万円で貸切るサービスもあり、県内で多様な取り組みが進められています。

最終更新日:2025年2月7日 18:34
    テレビ岩手のニュース