【外国人②】写真と動画で雫石町の魅力発信 オーストラリア出身の男性カメラマン
次は特集"岩手で頑張る外国人"です。
岩手県雫石町地域おこし協力隊として美しい写真や映像で町の魅力を発信しているオーストラリア出身のプロカメラマンです。
雫石町の魅力溢れる景勝地を独特のタッチで撮影したインパクトのある動画。
そしてアイデアあふれる印象的な写真の数々。
19日の主人公は、ユーチューブやインスタグラムなどで写真や動画を発信して、地元をPRしている、こちらの方。
「こんにちはー。オーストラリア出身のプロカメラマン、ピートと申します。石の町おこし協力隊です」
もともと日本に興味があったというピート・リオンさん。
24年前に日本に移住し、福島でウェディングカメラマンとして働いた後、独立。
沖縄などで様々な被写体を写真や動画に収めてきました。
そして2022年、雫石町地域おこし協力隊に赴任しました。
ピート・リオンさん
「 ここ大好き」
ピートさんは移住した雫石の自然に魅了され、景勝地を撮影し発信しています。
「ずっと海の近くだったから海がちょっと懐かしいけど、山も大好き、雪も大好きだし、あと紅葉。(沖縄とは)だいぶ違うけど(雫石は)最高ですね」
プロカメラマンのピートさんは動画の特殊撮影もこなします。
この日はドローンでの撮影も。
川をさかのぼる空中映像。
斬新で、見る人を釘付けにしますよね。
ピートさんは季節によって様々な装いを見せる自然の表情もお気に入り。
特に秋の紅葉はこだわって撮影しています。
このほか、ウィンタースポーツなどもインバウンド客誘致を狙いアクションカメラで躍動感あふれる動画を制作しています。
「こんにちは。 久しぶり」
小岩井農場の近くにあるヴィラ館々倶楽部。
こちらコテージの宿ですが、今年、キャンプサイトを開設しました。
岩手山を眺めることができる絶好のロケーションです。
キャンプサイトの運営は、実はピートさんと同じく地域おこし協力隊でパートナーの加藤武美さんのアイデアでした。
加藤武美さん
「全然私たちもキャンプ場としてやるつもりはなくて、ただ本当にきれいに整備していたいというだけの状態だったんですけど、ピートさんたちの提案があって、だんだんそこから発信していただいて、どんどん口コミできてくださる方が増えて」
今ブームのキャンプに関する発信も力を入れています。
ヴィラ館々倶楽部は、岩手山が目の前にある数少ないキャンプ場ということを強調してSNSでPRしました。
ピートさん
「今度、この辺にキャンプ(して撮影)しようかな。紅葉の中」
加藤さん
「ね、ちょうどここがいいかも」
男性
「もみじだから」
ピートさん
「全部モミジ」
今後、紅葉に囲まれるサイトや冬もキャンプができるフィールドとして発信していく予定です。
ピートさん
「はい、皆さん!今日は雫石の『はな野』のそば。おいしそうなそばがいっぱいあるから早速行ってみよう」
日本ならではの食文化の発信もしています。
この日は、そば処の「はな野」にお邪魔しました。
ピートさんのお目当は、ただのそばではなく、くるみだれを付けていただくそばです。
ピートさん
「クルミソース! いただきます!とてもおいしい」
「(外国人はくるみだれが)たぶん気になると思う。ナッツ系は好きだと思うから。くるみソースはあまりないと思う。だから気になると思う」
「きょうは雫石で民泊やっている方のアクティビティを取材したいと思います」
訪ねた民泊は体験型の宿泊施設。
堅苦しくないカジュアルなお茶会を体験できると聞いてやって来ました。
簡単に抹茶を点てていただくことができます。
ピートさん
「素晴らしい 抹茶は好きですね。 ナイス。外国の方は抹茶を見たことがないと思うから、これをやったら面白いと思います。外国人は雫石のことを知らないと思うので、SNSとかYoutubeで素敵な自然を紹介したいと思います。雪も最高だし、温泉も素晴らしい。(素材が)いっぱいあるから」
ピートさんは、きょうも雫石の町中を駆け回り、魅力を発信しています。