【盛岡の夏彩る】「盛岡さんさ踊り」開幕 太鼓と踊りのパレード4日間で203団体約2万5000人 台湾・花蓮市からも参加 岩手
盛岡に本格的な夏の到来を告げる太鼓の音が響きます。1日から4日間に渡って繰り広げられる「盛岡さんさ踊り」のパレードが、午後6時から始まりました。
「2024ミスさんさ踊り」のみなさんのパレードも始まりました。去年より16人多い64人の応募の中から選ばれた5人です。
先頭集団では、盛岡市と友好都市になって5周年を迎えた、台湾・花蓮市のウェイ市長などがパレードをしました。ことし4月、台湾の東部沖を震源とする震度6弱の地震があり、建物などが大きな被害を受けて、盛岡市からも現地に支援金が送られましたが、いま街中では普段通りの生活が戻ったということです。
盛岡市中央通、県公会堂前から映画館通りまでのおよそ500メートルに渡って、色とりどりの浴衣での踊りと太鼓のパレードが連なります。
かつて盛岡で悪さをしていた鬼が退散したことを喜んで、「さんささんさ」と踊ったのが始まりとされる「盛岡さんさ踊り」は、江戸時代から踊り継がれてきたと言われています。
ことしも1日から4日間行われ、期間中は新型コロナの影響で4年ぶりの通常開催となった去年よりも多い203団体、およそ2万5000人が参加しています。
最終日の4日には、この「盛岡さんさ踊り」を中心になって運営している「盛岡商工会議所」の創立100周年を記念して、「歴代のミスさんさ踊り」54人と、特別なパレードを行うということです。