進む高齢化で介護現場の担い手不足が続く中、将来の人材確保につなげようと、盛岡市の担当者と介護職をめざす専門学校生との懇談会が行われました。

　これは、盛岡市が行ったもので、北日本医療福祉専門学校の介護福祉科に通う16人が参加しました。

　厚生労働省のまとめによりますと、介護職員は2026年度には、全国でおよそ25万人不足すると推計されています。高齢化による介護サービスの需要増加の影響で、岩手県でも2年後には必要とされる人数を2000人以上下回るとみられています。

　懸念される人手不足…懇談会では、専門学校生から「やりがいのある仕事だが給与など処遇面での改善が必要」。「SNSを利用するなど介護職を身近に感じられるような取り組みを」といった意見が出されました。

　盛岡市では、16日の懇談会で出された意見を今後の施策に反映させていきたいとしています。