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早生品種のリンゴ試食会 「つがる」に代わる「紅みのり」と「江刺ロマン」食べ比べ 岩手

2024年8月23日 18:36
早生品種のリンゴ試食会 「つがる」に代わる「紅みのり」と「江刺ロマン」食べ比べ 岩手

 JAいわて花巻管内で現在、栽培されている早生(わせ)品種のリンゴ「つがる」に代わる新たな品種を選ぼうと、試食会が開かれました。

 試食会が開かれたのは、花巻市東和町でリンゴを生産している小田島節夫さんのりんご畑で、生産者のほか、JAいわて花巻の職員など20人ほどが参加しました。

 JAいわて花巻管内では、これまで早生品種の「つがる」を栽培してきましたが、このところの地球温暖化の影響で夜の気温が下がらないために色づきが悪く、果肉が軟らかくなりやすいことに頭を悩ませていました。

 23日は「つがる」に代わる早生品種のリンゴとして、有力候補にあがっている「紅みのり」と「江刺ロマン」を食べ比べ、食感や味、色づきを比較しました。

 気温が高くても色づきの良い「紅みのり」は甘味と酸味のバランスがよく、一方「江刺ロマン」は甘味が強く、ジューシーで日持ちがよいのが特徴です。

女性の参加者
「江刺ロマンは味がやっぱり紅みのりより薄い感じ。ナシのような食感はいいです。かたくて」

生産者・小田島さん
「やっぱり【つがる】のもさもさっとした赤よりもパッとした赤のほうが消費者も味も良さそうにみえるはずだからいいのではないか」

 JAいわて花巻は23日の試食会の結果をふまえ、今後の栽培計画について検討していきたいとしています。

    テレビ岩手のニュース