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【企画展】明治初期に取り壊された「盛岡城」の実態に迫る 岩手 

2024年8月23日 18:49
【企画展】明治初期に取り壊された「盛岡城」の実態に迫る 岩手 

 今からちょうど150年前、明治時代初期の1874年に取り壊された盛岡城の実態に迫る企画展が、もりおか歴史文化館で開かれています。

 こちらは、現存する唯一の盛岡城の写真で、現在の菜園方向から本丸を写したものです。

 企画展「城の跡」は、150年前に取り壊され、今や実物を見た人が誰もいない盛岡城の実態について資料を通して知ってもらおうと開かれています。

 こちらは、盛岡城が立体でえがかれていて、城の形など当時のたたずまいがよくわかる資料ですが…

熊谷博史 学芸員
「実はこちら明治時代になって盛岡城がなくなってから描かれたもの。過去の記憶に基づいて描いたもの。こちら(隣)は江戸時代に描いたと言われるが、今の城の形とは違う部分がある。本当に正しいかどうかは怪しいのが立体的な資料」

 一方、江戸時代の平面図は、盛岡城にも大奥があったことなど、正確な情報が分かるということです。

熊谷学芸員
「殿様の部屋は文字がたくさん書かれているところ。部屋にある絵について書かれている。花や動物の名前が書かれていて、艶やかな部屋だったと分かる」

 200年以上にわたり盛岡藩の中枢だった盛岡城への理解を深めることができるこの企画展は、10月27日までもりおか歴史文化館で開かれています。期間中は25日のギャラリートークなど、関連イベントも予定されています。

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