【海水浴を安全に楽しむ】海水浴で注意することは? 海上保安庁職員が呼びかけ 岩手・宮古市
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梅雨も明けて本格的な海水浴シーズンが到来していますが、海辺で遊ぶ際には注意する事もたくさんあります。どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
8月2日、岩手県宮古市の浄土ヶ浜海水浴場です。岩手もようやく梅雨が明け、多くの人が訪れていました。
海水浴客
「楽しい!」
「きょうは天気も良くて水温もちょうどいいので気持ちいいです」
そんな中、訪れた人たちに声をかけていたのは…、宮古海上保安署の職員。海水浴の際に注意することをまとめたチラシを配り、安全に海を楽しむよう呼びかけていました。
海上保安署職員
「毎年、海水浴で事故とか発生してたので、私たちの方でこういったことに気を付けてくださいっていう9つの約束というのをお話させていただいてました。一度目を通して頂ければと思います」
それでは海水浴の際、具体的にはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
宮古海上保安署 今野弘大さん
「海水浴を楽しむために守って欲しい9つの約束というものをお話させていただいております。その中でもまずは大前提として開設された海水浴場で泳ぐようにしてくださいといったものをお話させていただいております。あと、ほかにもですね、天気予報を確認してくださいとお話させていただいています。天気が良かったり気温が高かったりしても、海の状況が悪いと言ったこともありますので、天気予報で確実に当日の天気と海の状況を確認してから海水浴を楽しむようにしてください」
ほかにもグループで行動すること、子どもから目を離さないこと、お酒を飲んだら泳がないことなど。そして9つの約束と一緒に書かれているのが、揺れを感じたら迷わず逃げることです。
もし海水浴中に地震が来たら…。
宮古海上保安署 今野弘大さん
「まずは各市町村の防災無線が鳴ると思うので、そちらに注意しながらすぐに海から上がり、高台の方へ避難するようにしてください。あとは各海水浴場の監視員の皆さんが津波フラッグを掲げますので、監視員の皆さんの避難指示に従ってすぐに海から出るようにしてください」
この紅白の旗は「津波フラッグ」です。「津波警報」などが発表されたことを知らせるもので、監視員がこの旗を掲げた際には、すぐに海から出て指示に従い高台へ避難します。
ようやく訪れた夏本番。水難事故を防止するため、そして万が一、津波が発生した時も落ち着いて行動できるよう、注意事項を正しく理解し、楽しい夏を過ごしましょう。