【国の天然記念物】龍泉洞で洞内に生息する「コウモリ」ウォッチング
国の天然記念物に指定されている岩泉町の観光名所「龍泉洞」で、「ある動物」を観察できるイベントが開催されています。
岩泉町の「龍泉洞」。日本三大鍾乳洞の1つでまちを代表する人気の観光スポットです。特に青い地底湖は神秘的で、この日も多くの観光客が訪れていました。
観光客
「とても広くて、あと幻想的で、すごく楽しかったです」
「普段生活してて、こんなキレイな水っていうのを 見たのは始めてなんで、ホントになんか感動しました」
実はこの龍泉洞、『ある動物』の生息地になっています。
職員の案内 「あそこにいましたね。ああいう感じで足の引っかかるポイント…。分かりますか?」
その動物とは「コウモリ」。国内でも貴重とされているコウモリの生息地。龍泉洞では5種類のコウモリが確認されています。洞内の美しい景観と共に1938年、国の天然記念物に指定されました。
職員
「こういった岩場によく冬眠していて、なんとですね…こんな近くで見ることもできます」
冬眠しているこの時季は、普段よりも多くのコウモリを見ることができますが、注意も必要です。
職員
「ここはもう手に届くところにいるんですけれども、 コウモリは絶対触ってはいけません。その理由は、ダニや病原菌などが付いている可能性があるためです。また、コウモリを起こさないよう、強い光を当ててはいけません」
現在、龍泉洞では洞内に生息するコウモリたちを観察するイベントが開かれていて、この時季ならではの魅力を感じることができます。
龍泉洞事務所 福間恵理さん
「岩の隙間ですとか、ちょっとでっぱりがある様なところに冬眠していますので、懐中電灯を貸し出しますので、 ゆっくりそういったところを照らしながら見ていただければ なと思います」
龍泉洞の『コウモリウォッチング』は、2月28日まで開催されています。