19日夜、岩手県陸前高田市出身でドジャースの佐々木朗希投手がメジャーリーグで初登板を果たしました。

　チームメイトの大谷選手は今シーズン第1号のホームランを放ち、岩手出身の2人が存在感を示しました。

　ずっと目指してきたマウンドに佐々木朗希が立ちました。

　19日夜、東京ドームで行われたドジャース対カブスの一戦に先発した佐々木。

　いきなり会場を沸かせます。

　（実況）
「さぁメジャーリーガー、佐々木朗希の一球目です。力を込めて投じました。160キロが出ました」

　3球続けて160キロのストレートを投げ、先頭バッターを打ち取ります。

　ふるさと、陸前高田市では野球に打ち込む小学生などが熱いエールを送りました。

　この日の最速は鈴木誠也に投じた163キロ。

　初回は、三者凡退と上々の立ち上がりを見せます。

　先取点をもらった佐々木ですが、2回、3回と制球が乱れます。

　2回は2つのフォアボールでピンチを迎えますが…

　（実況）
「このあたりはショート抑えた」

　ここは無失点に抑えます。

　そして3回、再びフォアボールなどで満塁のピンチに。

　3者連続となるフォアボールで1点を失いますが…


　（実況）
「ここはズバっと決まりました」

　（実況）
「三振をとりました」

　連続で三振を奪い、大谷も拍手とハイタッチで佐々木を迎えました。

　結局、この回で佐々木は降板。1点を失ったものの、ストレートとフォークはメジャーでも通用することを証明しました。

　野球少年
「三振も取れていたので良いピッチング」

　PVに来た人
「すごく誇らしい、岩手県民として」

　後輩の力投に応えたい大谷は第3打席。

　（実況）
「どうだ、右中間」

　高く上がった打球はスタンドに届き、今シーズン第1号のホームランに。

　岩手出身の2人がチームの開幕2連勝に貢献しました。

　大谷翔平選手
「打ててうれしいと思う。（佐々木朗希は）球速も出ていて、粘り強い良いピッチングだった」

　佐々木朗希投手
「独特なすばらしい雰囲気の中で投げることができてよかった。自分の中で良かった時の良い感覚があって、良かったと思うし、同じような球を投げれたらと思う」